長崎県生物学会第54回大会のお知らせ 〔総会・講演・研究発表〕
長崎県生物学会第54回大会は、盛会のうちに終了いたしました。参加された皆様、大変お疲れさまでした。来年は長崎市での開催を計画しております。

 次の日程で、長崎県生物学会第 54 回大会を西海学園高等学校にて開催いたします。 今回は、長崎大学の河端雄毅先生に講演をお願いしており、下記のとおりお話いただく予定です。大会は長崎県の自然科学の振興を目的としており、大会を機に多くの自然愛好者が豊かな長崎県の自然を認識していただければ幸いです。万障繰り合わせの上、また下記の留意事項を十分ご確認の上、ご出席く ださいますようご案内かたがたお願い申し上げます。(大会終了後に懇親会も開催します。)
大会及び懇親会へ参加希望の方は事前に Google フォームより申し込みをお願いします。
★会場へは各自必ず「スリッパ」をご持参ください。
日 時 : 2 0 2 5 年1月 1 2 日 ( 日 ) 成人の日の前日 10:00~16:00
場 所 : 西 海 学 園 高 等 学 校 ( 校 内 食 堂 エス ポワ ール) 佐 世 保 市 春 日 町 29-22 地 図 参 照
     飲食店のある施設 (大 野 モ ー ル)・ コ ン ヒ ゙ ニは 徒 歩 10-15 分程度です。 
 《 講 演 》 『 魚 は 捕 食 者 か ら ど う 逃 げ る か ? 一 般 的 な 逃 げ 方 と ウ ナ ギ の 特 殊 な 方 法 』
                          河 端 雄 毅 先 生 (長 崎 大 学 大 学 院 総 合 生 産 科 学 研 究 科 )

獲物は捕食者から逃げることに失敗すると 、死に至る。そのため「捕食される」とい う自然淘汰の圧力によって、様々な洗練された逃げ技が進化してきた。本発表では、まず、魚や他の動物に見られる「逃げる方向に複数の好みの方向がある」という普遍 性の高い現象を数理 モデル(幾何学 モデル)と実証実験により説明した研究を紹介する。 その後、 ニホンウナギが捕食者に飲み込まれた後に示す特殊な逃げ技について紹介する。
『注意事項』 ※大会での発表のスライドやポスターの撮影を禁止します(発表者の許諾を得ている場合を除く)。
『大会ご参加の際ご留意事項』 ・インフルエンザも流行っており、できるだけマスク着用でのご来場をお勧めします。会場は換気のため 寒くなる可能性もありますので服装などご留意ください。
・会場では咳エチケットの遵守、また円滑な進行上も大声での会話の自粛をお願いします。
★懇親会について 参加ご希望の方は、末尾 Google フォームより事前申し込みをお願いします。締め切り 12 月 23 日。 先着順 35 名です。
会費は当日受付時及び昼休みに徴収します。お釣りの無いよう準備ください。
※「あや鶏 050-5456-4162 佐世保市上京町 6-21 マエヤマビル 2F」会費:一般 5,000 円、学生 3,000 円 開宴 17:00 予定 4〇3 アーケード内の大庄水産佐世保店の 2 階 
 〔日 程〕 受付 9:30~10:00
・開式の辞 10:00~10:05 副会長 大庭伸也
・会長あいさつ 10:05~10:10 会 長 井口恵一朗
・総会行事 10:10~10:30
        会計報告・監査報告 田中慶太・宮崎勉
        会務一般 村田孝道
        役員改選(選挙結果) 村田孝道・新会長
 〔講 演〕 10:30~11:50
「魚は捕食者からどう逃げるか?一般的な逃げ方とウナギの特殊な方法」
                        河端雄毅先生(長崎大学大学院総合生産科学研究科 )
 《休 憩 昼 食》 ※ポスター発表は掲出していますので、適宜ご覧ください。
 ●会員の研究発表(口頭発表 1) *10 分 13:00~14:05
 1. 長崎市内で確認したアリノタイマツ(地衣類) 山川続(長崎きのこの会)
 2. 九十九島潮間帯の海藻について 末吉真梨 1・川久保晶博 2・菊池則雄 3 ( 1長崎大学ジュニアドクター育成塾 2九十九島水族館 3千葉県立中央博物館分館海の博物館)
 3. 長崎県内で発見された地衣類の新種、サンゴヒメイワノリ Lempholemma tanakae について 田中慶太 1・原田浩 2 ( 1西海市立西海中 2千葉県立中央博物館)
 4. 対馬におけるシカの出現頻度と食性の関係について 山下裕貴・井口恵一朗(長崎大環境)
 5. 2024 年に九十九島及び周辺海域で確認された希少種について 眞鍋勇平 1・百武可奈子 2 ( 1九十九島ビジターセンター 2九十九島水族館)

(ポスター発表) 14:05~14:45 番号の奇数と偶数で前後半に分けて説明時間を入れ替えます。
 1. ヒラタクワガタ(Dorcus titanus)のオス間闘争 岡本元・持田浩治 (長崎総合科学大)
 2. 球磨個体群におけるタガメの繁殖生態について 林田大毅・大庭伸也 (長崎大・教育)
 3. 長崎大学構内のバナナトラップで捕獲された昆虫類 池田一晴・大庭伸也 (長崎大・教育)
 4. 長崎県産カブトムシの外部形態と体脂肪率の比較 普天間ちおり 1・小島渉 2・大庭伸也 1,3 ( 1長崎大院・総合生産、2山口大・理、3長崎大・教育)
 5. コオイムシにおける体サイズの地理的変異はなぜ生じるのか? 大浦ひなた 1・大庭伸也 1,2 ( 1長崎大院・総合生産、2長崎大教育)
 6. 水生甲虫ガムシは水田稲作に役立つか? 楠本一真 1・福岡太一 2・田邑龍 3・大庭伸也 1,2 ( 1長崎大・教育、2長崎大院・総合生産、3龍谷大院・理工)
 7. 2024 年に採集された九十九島周辺海域初確認のクラゲの報告 木下忠昭・秋山仁・岩岡千香子(九十九島水族館)

(口頭発表 2) 10 分 14:45~15:50
 6. 諫早湾干拓調整池に広がるヨシ原で繁殖する鳥類について 大槻恒介(長崎大・院・水環)
 7. 環境モニタリング調査 宮本博文 1・岩岡千香子 2 ( 1九十九島ビジターセンター 2九十九島水族館)
 8. 長崎県のミノムシ類 西澤正隆(長崎昆虫研究会)
 9. カブトムシ幼虫の食肉性について 上戸龍之介 1・普天間ちおり 2・大庭伸也 2,3・宮崎勉 4 (1長崎東高、2長崎大院・総合生産、3長崎大・教育、4長崎大学ジュニアドクター育成塾)
 10. 開発が迫る生物多様性のホットスポット~宇久島の海岸草原 長谷川匡弘(大阪市立自然史博物館)
 ●閉会行事 15:50~15:55
・閉会の辞 副会長 大庭伸也
・事務局より連絡等 村田孝道
●大会(含む懇親会)の参加については、以下のフォームから申し込みをお願いします。
注意:懇親会参加申し込み後の変更(取消)は 1 月 6 日中に村田メール mrtteaam@ngs2.cncm.ne.jp までお 知らせください。以降の変更はお止めください。
(スマーフォンやタブレットから QR コードを読み込んでください)
※QR コードを読み込めない方は以下 URL より https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdAwjR3gDxZzl_iAvE9vmTHjVjU4Z37phZxzXR3WZwr0at_w/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0
※お手元に不要の別刷(長崎県生物学会誌の論文など)をお持ちで、 皆さんに差し上げても良いという方は、会場にお持ち込みいただけ れば、「自由にお取りください」として置かせていただきます