長崎県生物学会The Nagasaki Biological Society

長崎県生物学会第39回大会

長崎県生物学会第39回は約90名の参加者のもと,盛会に終了しました。
来年度は第40回記念大会を長崎市で開催予定です。
多くの皆様方の御参加をお待ちしています

 下記の日程で,長崎県生物学会第39回大会を開催することになりました。このたびは長崎
大学大学院生産科学研究科の桑野和可先生に講演をお願いしており,「水面下の危機−荒廃
する海の森−」という演題でお話しいただく予定でおります。この大会は長崎県の自然科学の
振興を目的としており,この大会を機に多くの自然愛好者が豊かな長崎県の自然を認識してい
ただけたらと思います。生物学会員の皆様,また興味があられる皆様の多くの参加をお待ちし
ております。


日時:平成22年1月10日(日)成人の日の前日
10:00〜16:00
場所:長崎県立大学佐世保校附属図書館多目的ホール
(佐世保川下町123)駐車場はあります


講演『水面下の危機−荒廃する海の森−』桑野 和可先生
講演内容 
 海藻が揺らめき,色とりどりの魚が踊る。海の中にはそんな竜宮城のような世界があると期
待している人も多いはずです。かつてそんな場所が日本にもありました。ところが,最近の海の
中では,海藻が枯れたり,サンゴが死滅したりするなどおかしなことが次々と起こっています。
海藻群落が衰退する「磯焼け」とよばれる現象にスポットを当て,水中写真や水中映像を使っ
て,今,海で何が起こっているのかを紹介し,その原因を探ります。


桑野和可先生による講演

日程
 受付        9:30〜10:00 
 開式の辞     10:00〜10:05   副会長  松尾公則
 会長あいさつ   10:05〜10:10  会長  中西弘樹
 総会行事 
 会務報告・監査報告           谷口英樹・宮崎勉
 会務一般                  松尾公則
講演 10:30〜11:45
「水面下の危機−荒廃する海の森−」 桑野 和可先生

写真撮影(玄関前)
(昼食)


記念写真のようす





@ 維管束植物のフロラ多様性−本土からの距離と出現個数の関係−
山部倫照・中西こずえ・(長崎大学・環境),中西弘樹(長崎大学・教育)
A 九十九島に生息するシロウミアメンボとシオアメンボの生態について
野添裕一(西海パールシー)
B 対馬のトワダオオカについて
星野啓太(東京農工大学)
C 減少する?アカハラダカ
馬田勝義(早岐小)





@ 長崎半島沿岸における海岸植物の分布
松岡雄二(長崎県食品衛生協会)
A 生月島の春の標識調査
馬田勝義(早岐小)
B ツシマサンショウウオ探しと観察で思ったこと
内海和久(福岡)
C アキマドボタルの生息環境
榎本大輔(森林管理協会)
D 長崎県の草原のフロラと植生
石井久美子・青山由布里・中西こずえ(長崎大学・環境)
E 長崎県における蘚苔類群落の種多様性
陳暁彗・金子由紀・中西こずえ(長崎大学・環境)
F カブトガニと地域づくり−民と産の視点から−
小鍛冶友恵・中島睦美・西村千尋(長崎県立大学経済学部地域政策学科)
G 長崎県における漂着動物数種の最近の漂着状況
大我かおり・中西弘樹(長崎大学・教育)
H 長崎県における海岸漂着種子の研究
野口稿二・中西弘樹(長崎大学・教育)
I クロマダラソテツシジミの分布拡大
柴原克己(大村城南高)
J 長崎県におけるツキチョウチョウウオの記録
末吉摩耶子・中村拓朗・甲斐宗一郎(長崎ペンギン水族館)
K 動植物写真展
会員有志



D 世知原町のミヤマアカネの個体群について
川内野善治(長崎市役所)
E 長崎県における稀少蘚苔類
島本雄大・中西こずえ(長崎大学・環境)
F カブトガニと地域づくり−官と学の視点から−
小鍛冶友恵・中島睦美・西村千尋(長崎県立大学経済学部地域政策学科)
G 海浜性ハンミョウの生態と行動
桃下大(諫早市)

口頭発表および懇親会のようす
ポスター発表のようす



長崎県生物学会トップページへもどる